― ジムのウォーキングで心が整う時間 ―
仕事に家事に、やることは山ほどあるのに、頭の中がなんだかソワソワして落ち着かない…
そんなとき、ありませんか?
私はそんなモードに入ったとき、「歩く瞑想」のようなことをしています。
場所は、ジムのトレッドミル(ランニングマシン)。そう、いわゆる“ウォーキング”なんですが、ただ歩くだけではありません。
トレッドミルがいいのは、とにかく「歩くことだけ」に集中できること。
以前、街の中でもやってみたのですが、住宅街といえど車や自転車は通るし、人とすれ違うたびに気を使わなくてはいけない。曲がり角では「どっちに行こうかな」と考えてしまい、なかなか足の感覚や呼吸に意識を向けることができなかったんです。
その点、トレッドミルなら地面が勝手に動いてくれるし、迷う必要もぶつかる心配もなし。
私はウォーキング用のプレイリストを流して、カウントに合わせて「右、左、右、左」と足を出し続けます。
余裕があるときは、腕も大きく振ってリズムに乗せます。
ポイントは「ひたすらカウントに意識を向ける」こと。
余計な考えが浮かんできても、また「右、左」に戻ってくる。
曲が変わって拍が分かりづらくなっても、「この音は裏かな?」なんて予測しながら、カウントを合わせにいく。
ズレていると感じたときは、少しずつ歩幅を狭くして微調整。
ユーロビートなんかを大音量で流して没頭していると、心の年齢がウン十年若返った気すらします(笑)
そして不思議と、15分、20分ほど経った頃には、さっきまでのモヤモヤがすっと消えているんです。
ただ歩いていただけなのに、頭の中は整理されて、心も軽くなっている。
私はこれを、勝手に「トレッドミル瞑想」と呼んでいます。
大げさなことは何ひとつしていないけれど、確かに整う“ひととき”。
そんな習慣を、こっそり続けています。