Shantiの暮らしの問いと、食卓のぬくもり
こんにちは、Shantiです。
日々の忙しさに追われる中で、ふと立ち止まり、自分自身と向き合う瞬間はありますか? 私はそんな時、料理をしたり、言葉を紡いだり、学びを深めたりすることで、心の輪郭を整えています。このブログでは、台湾の家庭料理レシピを中心に、心のケア、学び、そして日々の小さな問いを大切にする暮らしの記録を、ゆるやかに綴っていきます。
台湾料理との出会い、そして息子の手から受け取った「再」の種火
私が初めて台湾料理に出会ったのは30年前、母と訪れた小さな台湾小皿料理店でのことでした。初めて見る優しい味わいのおかずに、心がそっと寄り添われた感覚を今でも鮮明に覚えています。
実は、息子がまだ保育園の頃、公私ともに多忙を極めた私は、うつ状態に陥ってしまいました。丸4年間、育ち盛りの息子に手作りのごはんを作ってあげられない日々が続きました。料理を再開した当初、外食に慣れていた息子は、私が作った料理に戸惑い、不機嫌な顔を見せることもありました。それでも、いつしか「お母さん、これ好き!」と笑顔で言ってくれるようになり、だんだんとリクエストまでしてくれるように。
そんな息子もう立派な成人。あるとき彼が台湾旅行のお土産にくれた一冊のレシピ本を開いたとき、30年前に出会った台湾料理の記憶とともに、再び心に温かい火がともったのです。「これ、日本で作れるかな?」そんな興味から、気づけばスーパーへ走っていました。息子が選んでくれたこの台湾料理本は、私にとってかけがえのない一冊です。
このブログで届けたいこと:心と体に寄り添う台湾料理
台湾料理は、素朴でありながら奥深く、穏やかな味わいが魅力です。しかし、日本の家庭でそのまま再現するには少しハードルが高いと感じることもあります。このブログでは、以下の点を大切にしながら、写真とともに優しくレシピをご紹介していきます。
- 台湾レシピの翻訳と再現:現地の味を大切にしながら、分かりやすく解説します。
- 日本の家庭でも作りやすい材料の工夫:手軽に手に入る食材での代用案などもご紹介します。
- 作って感じたこと、調理中に心に浮かんだこと:料理を通して得られる気づきや、心の変化も共有します。
私の背景と、もうひとつの顔:教えること、伝えること、そして心のケア
私は理工学部を卒業後、翻訳会社での編集や財団法人の運営を経て、現在は塾で英語や数学を教えています。「教えること」「伝えること」「言葉と向き合うこと」は、私の人生において常に大切な要素です。料理もまた、想いを伝える方法の一つだと信じています。
また、うつをきっかけに心身のバランスを見つめ直し、心理学やマインドフルネス、ヨガなどを学び直すようになりました。現在はメンタルケア心理士の勉強も続けています。
「Shantiのつぶやき帖」:暮らしとこころの対話
このブログには「つぶやき帖」という小さなコーナーがあります。日々の中でふと気づいたこと、心の揺れ、AIとの対話、子育てを終えた今の自分と向き合う時間。暮らしとこころの間にある、ささやかな気づきを優しい言葉で綴っていきます。
最後に
台湾料理をきっかけに、料理を作る楽しさ、そして誰かに届ける喜びを取り戻した私の暮らし。このブログは、そんなShantiの日々の一片をそっと切り取った場所です。レシピを通して、あるいは言葉を通して、あなたに何か一つでも心に響くものがあれば、これ以上の喜びはありません。
今日も、問いとごはんと、やさしさを忘れずに。
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